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コンセント増設する方法と費用を解説!DIYはできる?

2021年02月01日

コンセントが必要な場所になくて、困ったことはありませんか?
便利な位置にコンセントを増設したいと検討している場合、DIYはできるのでしょうか。
この記事では、コンセントの増設方法とDIYはできるのか、増設費用の相場について解説しています。

コンセント増設する方法と費用を解説!DIYはできる?

コンセントの増設方法は3つ

コンセントを増やす方法は3つあります。
工事が必要な方法もありますので、それぞれを詳しく見ていきましょう。

差込口を増やすタイプ

コンセントの差込口の数を増やす方法で、2個のものを3個などに増やして対応します。
大掛かりな工事が不要な増設方法で、コンセント内部の配線をつなぎ変えるのみで簡単にできます。
ただし使用できる電力量が増えるわけではないため、消費電力の多い家電製品(電子レンジやエアコンなど)を使用すると、ブレーカーが落ちてしまう可能性があります。

電気配線を分岐して増やすタイプ

壁の内部にある既存の電気配線を分岐させて増設するため、工事が必要な方法です。
家庭内では電圧が200Vと100Vのコンセントがありますが、100Vの配線であればどの場所からでも分岐できます。
照明や換気扇などのスイッチ部分からでも可能ですが、エアコンを使用するための200Vの配線もあるため注意しなければなりません。

分電盤を工事してコンセントを増やすタイプ

電力消費量を増やしてコンセントを増設するために、分電盤に新たなブレーカーを追加して配線する方法です。
単にコンセント数を増加するだけでは電力消費量は増えないため、電力消費量が大きい家電製品を使用する場合はブレーカーが落ちてしまいます。
そういった問題を解決するためには、分電盤を工事してコンセントを増設する必要があります。
新しくエアコンを設置する場合や、ガスコンロからIHに変更する場合などに当てはまります。

コンセントの増設をDIYするためには

原則として上記のコンセント増設方法は、電気工事士の資格がある人でなければできないことになっています。
そのため資格のない人が、コンセントのDIYを行うことはできません。
電気の配線には使用する電力消費量や、100Vと200Vの異なる電圧もあります。
個人でDIYをすると、ブレーカーが落ちたり、漏電や感電が起きたりする場合もあります。
それによって、分電盤の寿命が早くなったり、火災発生のリスクが発生したりします。
必ず電気工事士の資格を持つ人に行ってもらいましょう。

コンセント増設費用の相場は?

コンセントの増設費用は、延長する配線の長さと工事の方法によって変わります。
最も費用が安く済むのは、1つ目の差込み口数を増やす方法です。
内部配線をつなぎ変えるのみのため、相場として5千円程度です。
2つ目の既存の電気配線を分岐する方法では、距離の長さにもよりますが約1万〜1万5千円未満です。
3つ目の分電盤から新たな配線をひく方法では、1万5千円〜2万円未満となります。

事前の見積もりを忘れずに

既存の配線からコンセントまでの距離が短い場合や、新しい配線を壁の側面にむき出しで設置する場合は安くなります。
配線の距離が長い場合や、新たな配線を壁の内部に埋め込む場合は費用が上がります。
また配線の位置によっては天井裏を通さなければならない場合もあり、ボードや壁紙の張り替えが必要になることもあります。
業者さんに全てお任せにせず、事前に予算を決めて、工事内容をしっかりと確認してから依頼するようにしましょう。

コンセント増設をスムーズに行うために

コンセントの増設を業者さんに依頼する前に、以下の項目を確認しておきましょう。

どこに増設するか

使い勝手を考慮して、どの位置にコンセントを増やすかを考えます。
コンセントの高さも変更できるため、目につきにくい位置に設置したり、使いやすい高さを考えたりしましょう。

種類や口数も決める

どの位置に設置するかを決めたら、どんな種類のコンセントにするか、口数は何個にするかを考えます。
電力消費量が大きいエアコンや電子レンジの場合は、専用コンセントを設けるのが一般的です。
冷蔵庫などの場合は、アース線付きコンセントが必要になります。
口数は通常2〜3口ですが、6口や8口のコンセントもあります。
PCを使う部屋では、あらかじめ多めの口数にすることでタコ足配線にならずに快適に使用できます。

業者に見積もりの依頼をする

以上の2点を確認後、業者さんに見積もりを依頼します。
回路と分電盤の空き状況を確認してもらい、既存の回路から分岐するか、分電盤から配線をひくかを選びます。
次に、費用を安く抑えたいのであれば、配線を壁の外側に設置してもらう方法を選び、見た目を重視するなら壁の内側に通す方法を選択して見積もりを依頼します。

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