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LANケーブルを延長する方法を紹介!

2021年02月10日

会社でパソコンの置き場所を変えたり、機器を増やしたりしたときなどは、LANケーブルの長さが足りなくなることがよくあります。
ここではLANケーブルを延長する方法と、長くしたことによって速度に影響が出るのか、ケーブルの適切な長さなどについて詳しく解説します。

LANケーブルを延長する方法を紹介!

LANケーブルを延長する3つの方法

LANケーブルの長さが足りなくなったら、より長いケーブルに交換すればいいわけですが、それ以外にもLANケーブルを延長する方法が2つあります。
ただの交換であれば、前に使用していたケーブルが無駄になりますが、以下に紹介する2つの方法であれば、そのようなことをしなくても延長可能です。

スイッチングハブを利用する

スイッチングハブがあれば、LANケーブルを延長することができます。
LANポートが複数あるハブなら複数の端末への有線接続ができるため、パソコンの台数を増やしたい場合は有効です。
ハブには「リピーターハブ」と「スイッチングハブ」という2種類のハブがありますが、リピーターハブはデータを

すべてのポートに送信することから通信速度が下がることがあります。
その点スイッチングハブは宛先ポートを自動的に判別できるため、無駄なデータを送受信することなく、
通信速度を落とさないスムーズな通信を可能にしてくれます。

延長コネクタを利用する

延長コネクタを使用すれば、手元に余っているケーブルなども有効活用して無駄なく延長することが可能です。
2つのLANケーブルを両サイトに差し込むだけの簡単な方法で、コネクタ自体は安価で購入できます。

LANケーブルを延長すると通信速度は落ちる?

「LANケーブルを長くすれば、通信速度は落ちるのでは?」と心配される方も多いようです。
しかし一般のオフィスで延長する場合は、ケーブルの長さによって通信速度に影響を与えることはほとんどありません。
ただし、LANケーブルが長くなるほどノイズの影響を受けやすくなることは事実なので、注意が必要です。
また、LANケーブルを長年使用したり、高温多湿や直射日光に晒されていたり、常にケーブルが引っ張られているなどの
過酷な環境で使用していると、通信速度を落としてしまうことがあります。
普通に使用していてもLANケーブルの寿命は20~30年程度。
ケーブルの皮膜の中の導体にダメージが加わることや経年劣化によって、通信速度に大きな影響を与えます。
したがって、ハブやコネクタを利用したLANケーブルを延長する場合は、古いコードの状態をよく確認するよう心がけましょう。

異なる規格が通信速度を低下させる

一般的には、LANケーブルの長さによって通信速度に影響を与えることはありません。
しかし、延長するときに使用するケーブル、ハブ、コネクタなどの規格が異なることで通信速度が落ちることはあります。
ハブやコネクタの場合は、規格の異なるものを使用しても大きな影響を及ぼすことはありませんが、
LANケーブルの場合は規格を揃えることに注意しましょう。
LANケーブルには「カテゴリ」と呼ばれる数字がつけられていて、その数字が大きいほど通信速度が速くなります。
また、カテゴリの数字が低い安価なLANケーブルは、ノイズの影響を受けやすかったり、簡単に抜けてしまったりします。
通信の断絶や情報漏洩の危険性を高めてしまうので、気を付けましょう。
ハイテク製品には「セキュリティロック付きLANケーブル」なども販売されているので、特にオフィス利用の場合は、
多少値段が高くても安価なケーブルは選択しないことをおすすめします。

適切なLANケーブルの長さは?

一般的な環境であれば、LANケーブルの長さで通信速度に大きな影響を与えることはない点を説明しました。
しかしながら「LANケーブルはどの程度まで長いものを使用できるの?」と気になる方もおられるかもしれません。
家電量販店などで一般的に販売されているLANケーブルの長さは、1~10メートル程度ですが、100メートル以上の製品も販売されています。
大企業などでは、フロア間の接続に数十メートルや100メートル以上のケーブルを利用しています。
通信速度に関しては、100メートル以内であれば長さによって通信速度に影響を与えることはないと言われています。
そのため面積の広いオフィス以外は、ケーブルの長さを気にする必要はありません。

まとめ

LANケーブルは、100メートル以内であれば通信速度を気にしないで快適なインターネット環境を保つことができます。
しかし、無駄に長いケーブルを選択する必要はありません。
適切なLANケーブルの長さは、必要な長さにするのがベストです。
LANケーブルには1メートル以下の商品も販売されていて、すぐ近くにある機器同士を接続する場合は短いケーブルで十分です。
特に多くのパソコンを使用するオフィスでは、無駄に長いケーブルを使用することで配線の整理が難しくなってしまいます。
必要な長さにすることによって、ケーブルのたるみもなくなり、見た目もスッキリします。
モデムからパソコンに接続するLANケーブルは、床に配線を這わせたり壁際に収納したりすることも考えて、多少余裕のある長さを選択しましょう。

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