お役立ちコラム
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パーテーションの種類と選び方のポイントを解説
2021年03月18日
パーテーションという言葉は英語の「partition」に由来し、「分割や仕切り」を意味しています。
その意味の通り、オフィスでは1つの空間を間仕切り、新たなスペースや通路をつくる内装設備として重宝されています。
ここでは、パーテーションの種類と選び方について解説しています。
パーテーションを設置する目的
パーテーションの種類を紹介する前に、設置する目的を認識しておきましょう。
なぜなら、昨今はいろいろなタイプのパーテーションが多くのメーカーから販売されていて、目的を明確にしておかなければ、最適なものを選択できないからです。
以下が、パーテーションを設置する主な目的です。
オフィス内のゾーニング
パーテーションを用いれば、オフィス内の1つの空間をゾーニング(区分け)することができます。
広い空間であれば、いくつもの部屋をつくることもできますし、通路も設けることも可能です。
防音
たくさんの人間が働くオフィス内は、人の声などの雑音が多く、そのせいで仕事に集中できないという方も少なくありません。
また、秘匿性の高い会話をしにくいというデメリットもあります。
パーテーションには防音効果があり、最近では特に遮音性に優れた商品がたくさん販売されているため、音漏れの心配をしないで会話ができるようになります。
視線をシャットアウト
パーテーションを設置すれば、他のスタッフからの視線をシャットアウトできます。
対面型でデスクが配置されている場合は、特に視線が気になります。
人通りの多い位置にデスクがある場合も仕事に集中しにくいですが、パーテーションを利用すれば視線を遮ることができ、防音効果も期待できます。
セキュリティー性を高める
セキュリティー対策にも、パーテーションを有効利用できます。
例えば、来客が多いオフィスでは、エントランスにパーテーションを設置することにより、目隠し効果を得られる他、大切なスペースへの部外者の立ち入りを予防できます。
重要な書類を取り扱いする場所でも、パーテーションを設置することにより個人情報や顧客情報の漏洩防止にも役立ちます。
パーテーションの種類
今ではたくさんの種類の商品が販売されていますが、パーテーションは高さと素材によって種類が分けられています。
高さによる違い
背の高さから説明すると、パーテーションには「ロー」と「ハイ」の2種類があります。
ローパーテーション
ローパーテーションは、その字の通りに高さが低いパーテーションのことです。
利用目的によって高さは自由に選ぶことができますし、複数のパネルを連携することにより、高さや幅を調整することも可能です。
床に固定して設置するものもあれば、自由に持ち運びができるものもあり、キャスター付きや折り畳み式、対面式のデスクの目隠しに利用する衝立式やデスクトップパネルなど、ラインナップは豊富です。
ハイパーテーション
ハイパーテーションは天井までの高さがあるパーテーションで、ローパーテーションと比較するとより高い防音効果やセキュリティー性を得ることができます。
ただし、簡易な設置ができないため、ほとんどは専門業者に工事を依頼する必要があります。
ハイパーテーションには完全に壁として密閉するタイプと、欄間がオープンになっているタイプがあります。
欄間オープンタイプは、天井とパーテーションの間に数十センチの隙間があるため、仕切った空間同士での空調の共有ができるメリットがあります。
密閉タイプには遮音性や気密性を高められるメリットがありますが、空間を完全に密閉することにより、消防法により消防設備を新たに導入することが要求されるなどのデメリットがあります。
素材による違い
パーテーションにはいろいろな素材が使用されていて、それによって得られる効果も価格も変わってきます。
パーテーションに使用されている主な素材は、以下の3種類です。
アルミパーテーション
その名の通りにアルミで出来たパーテーションで、軽量で価格が安いのが特徴です。
カラーバリエーションが豊富なので、デザイン性を求める場合はおすすめです。
ただし、遮音性があまり期待できないのがデメリットです。
スチールパーテーション
スチール素材のパーテーションで、アルミパーテーションよりも遮音性や防火性に優れていますが、コストは高くなります。
2枚の不燃石膏ボードをスチールの骨組みで挟んだ構造になっていて、吸音素材を入れればより防音性を高められます。
ガラスパーテーション
ガラスタイプのパーテーションで、防音効果は期待できますが、特質上視界を遮ることはできません。
ただし、ガラスと他の素材を組み合わせることにより、効果的に目隠しすることは可能です。
パーテーション選びのポイント
パーテーションを設置する目的と種類を把握できれば、正しい商品を選択できます。
遮音性や気密性やセキュリティー性を重視するなら、天井まで届くハイパーテーションが最適でしょう。
空調や照明などの設備や消防法の兼ね合いなども考えて、欄間の有無を検討しましょう。
ローパーテーションには、高さが1メートル前後のものから2メートル前後のものまでラインナップが豊富です。
人目を完全に遮りたい場合は人の背丈程度(180cm前後)を選択しましょう。
簡易なミーティングやデスク周りに設置して他のスタッフの視線を遮る目的であれば、座った状態で目隠しができる120~160cmで十分です。
パーテーションの素材は、予算やデザイン性も考慮し求める効果が得られるものを選択しましょう。
違う素材を組み合わせる、パーテーションにシートを貼るなどの工夫をすれば、高級感を演出することもできます。
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