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事務所に間仕切りで別室を作るには?方法やメリット・デメリットを紹介

2021年03月22日

会社を立ち上げるときには、スタッフの人数や利便性を考えて事務所選びを行うと思います。
しかし、ビジネスが順調に行って社員数が増えてくると、スペースが手狭になるのも珍しいことではありません。
そのような場合はオフィス移転を検討するのも手ですが、費用もかかりますし、手間や時間もかかります。
十分に広いスペースがある場合は、わざわざ移転しなくても、間仕切りして必要な空間を作るという選択肢もあります。
ここでは事務所に別室を作る方法やパターンについて、詳しく解説します。

事務所に間仕切りで別室を作るには?方法やメリット・デメリットを紹介

事務所に別室が必要な目的を明確にしよう

わざわざ1つの空間を間仕切りして複数の部屋を作ろうとするには、それなりの理由があるはずです。
間仕切りをするには、それなりの費用が発生するため、後悔しないためにも別室が必要な目的を明確にすることからはじめましょう。
別室といってもそれをプライベート使用するのか、複数人で使用する会議室などにするのでは作り方も大きく変わってきます。
複数人で利用する場合は、最大何名で使用する可能性があるかがとても重要になります。
また、単に周囲からの視線を遮りたいのか、雑音をシャットアウトしたいかによっても選択肢は異なります。
防音効果を求めるにしても、多少の雑音は我慢できるのかそうでないかによっても方法は違ってきますし、デザイン性を求めるかどうかによっても方向性が変わります。
まずは目的を明確にし、それに合った内容の間仕切りを検討しましょう。

事務所のスペースを分ける方法は?

事務所に間仕切りで別室を作ると聞いて多くの方が思い浮かべるのは、パーテーションを利用する方法です。
パーテーションは簡易に移動できる「ローパーテーション」と呼ばれるものと、天井まで届くタイプの「ハイパーテーション」の2つの種類に大別されます。
パーテーションを利用する以外に間仕切りする方法としては、リフォームで造作壁を作る方法と、オフィス家具を利用するという方法があります。
各方法について、詳しく紹介していきましょう。

ローパーテーション

ローパーテーションは、背の高さが数十センチ~2メートルほどの置き型のパーテーション。
一般的にはパネル型をしているタイプです。
分かりやすく説明すると、簡易的な衝立のようなものです。
幅のサイズもいろいろ用意されていて、組み合わせて利用することにより、広い空間も自由なレイアウトで仕切ることができます。

ハイパーテーション

ハイパーテーションは、床から天井までの背の高いパーテーションです。
2メートルを大幅に超えることから、重さもかなりあります。
設置工事を伴うことから、ほとんどのケースで専門業者の協力が必要になります。
ローパーテーション同様にいろいろな素材が用意されていて、色も厚みも選択できるようになっています。

リフォーム

1つのスペースを間仕切りするには、リフォームという選択肢もあります。
木材や軽量鉄骨やベニヤ板や化粧パネルなどを使用して、壁を設けていきます。
専門業者による工事が必要になるため、賃貸物件の場合、施工が認められないこともあります。

オフィス家具

オフィス家具は、いろいろな種類が多くのメーカーから発売されています。
その中には、空間の間仕切り用に制作された商品も用意されています。
間仕切り用の家具でなくても、背の高い棚などを上手に組み合わせることにより、1つの空間に別室を作ることは十分に可能です。

間仕切りの方法によって異なるメリットとデメリット

事務所に間仕切りをして別室を作る4つの方法を紹介しましたが、いずれのパターンにもメリットとデメリットがあります。

ローパーテーションのメリット・デメリット

ローパーテーションは持ち運びができる特別な工事が必要ないことから、オフィス家具のひとつとして分類されています。
実際にオフィス家具のカタログなどを見ると、いろいろな種類のローパーテーションが掲載されています。
メリットとしては移動が簡単で、組み合わせが自由にできるところです。
パネルを折りたためるものや、キャスター付きでより移動が簡単にできる商品も販売されています。

デメリットとしては、ハイパーテーションに比べると防音性能が劣る点と、視界を完全に遮ることができないことなどが挙げられます。

ハイパーテーションのメリット・デメリット

ハイパーテーションは天井まで壁を設けられることから、高い防音効果を期待できる点と、視界を完全に遮ることができる点がメリットです。
一方、素人では設置が難しいことからコストが高くなり、大規模な工事が必要な場合は工期が長くなる点がデメリットです。
また、場合よっては消防法との兼ね合いで、新たに防災機器を用意する必要があります。
その点も、デメリットとして挙げられます。

リフォームのメリット・デメリット

リフォームのメリットは、すべての面において自由度が高いことです。
既製品を使用するわけではないため、デザインも機能性もフリーで設計することが可能です。
ただし、大工工事が必要になることから、どうしても他のコストは高くなり、賃貸物件ではオーナーや管理会社の許可が出ないと施工自体を行うことができない点が大きなデメリットです。

オフィス家具のメリット・デメリット

オフィス家具を間仕切りにするメリットには、壁以外の用途で活用できる点が挙げられます。
既存の家具を用いることができれば、コストを0で抑えることも可能です。
デメリットとしては、高さにはどうしても制限が出ますし、防音効果はほとんど期待できない点などが挙げられます。

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