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社内ネットワークとは?構築する手順やポイントを解説します
2021年05月31日
業務の効率化や生産性向上のために、社内ネットワークの構築が必要です。
初めて社内ネットワークを構築する場合は、システムの理解や手順など不安に感じられるかと思います。
この記事では、社内ネットワークの基礎知識や構築の際のポイント、構築の手順について分かりやすく解説していきます。
社内ネットワークの基礎知識
オフィスで利用されている社内ネットワークには、大きく分けて2つあります。
2つの違いは、社内ネットワークを構築できる範囲や距離にあります。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
LAN(Local Area Network)
LANは限定された小さなネットワーク環境のこと。
例えばオフィス内のフロアや、ビル内部にあるPC機器を接続しているネットワークを表します。
LANは、会社や大学、病院や官公庁などに広く普及していて、ネットワークを構築する場合は、有線LANか無線LANを使用します。
有線LANでは、モデムやルーターにケーブルを接続するもので、メリットは外部の電波や障害物の影響を受けず、通信が安定する点です。
一方、無線LANはケーブルが不要で、ノートパソコンやタブレット、フリーアドレスを導入している企業で採用されています。
ケーブルが邪魔にならないメリットがありますが、情報漏えいや無断利用の危険性があるため、無線LANの接続時にパスワードの設定をしておかなければなりません。
WAN(Wide Area Network)
WANではLANよりも広いエリアの社内ネットワークで、例えば東京本社から福岡支社など遠く離れた場所にあるビル同士を繋いだネットワーク網になります。
ただし東京から福岡など拠点が離れているために、有線LANや無線LANでは対応が不可能です。
接続するためには、電話回線や専用線・WANを使った方法が必要になります。
社内ネットワーク構築のポイント
社内ネットワークを構築するためには、いくつかのポイントがあります。
順番に見ていきましょう。
社内ネットワークの規格を決める
有線LANか無線LANの選択肢があるので、自社に合った社内ネットワークの規格を判断しましょう。
パソコンの台数や通信料が多い場合は、回線が安定した有線LANがおすすめです。
フリーアドレスを採用している企業や、コストを抑えたい場合は、無線LANが採用されるケースが多いです。
会社の規模やフロア数によっては、有線LANと無線LAN両方を利用している企業もあります。
必要な機器の準備
オフィスの広さやフロア数、社員数に応じた必要なパソコンの台数を把握し、機器が不足しないように事前に揃えておきましょう。
また有線LANと無線LANでは、社内ネットワークの構築で必要となる機器に違いがあります。
拠点の数
本社だけではなく多くの拠点(支社)がある場合は、拠点の数も社内ネットワーク構築のポイントとなります。
拠点の数によって構築価格が変わり、ネットワーク経路の変更や切り替えにも関係してきます。
セキュリティの強化・対策
使用しているネットワークの種類によってセキュリティが万全でない場合は、セキュリティ強化のためのソフトや機器を導入しましょう。
無線LANを使用している場合は、有線LANよりもセキュリティ対策が必要になります。
情報漏えいの問題に関しては、アクセス制限やシステム導入の検討、社内教育も必要となります。
社内ネットワークの構築手順
続いて、社内ネットワークの構築手順について見ていきましょう。
現状の調査
まずは自社に適したネットワークを見つけるために、現状を調査しましょう。
日頃の業務フローを調べ、営業が多い場合は外部アクセスしやすいシステム、膨大な情報を扱う場合は大容量のデータ管理に対応したシステムの構築が必要となります。
会社の事業展開や今後のプロジェクトに必要なネットワーク環境を明確にし、規模や頻度についても調べましょう。
またセキュリティ環境や、対策についても考えておきましょう。
ネットワークの設計
調査結果を基にネットワークを設計します。
システムは可能な限りシンプルにしましょう。
システムが複雑な場合、問題発生時の修復や原因究明に時間がかかってしまいます。
マニュアル化
社内ネットワークの構築後は、管理・運営方法をマニュアル化しましょう。
マニュアルを作成することで、ケーブル切断などのシステムトラブルが発生しても、速やかに対応することができます。
また担当者が変わったとしても、マニュアルがあることで引き継ぎもしやすくなります。
マニュアルを作成したら、各部署に配置して周知しましょう。
まとめ
自社に適した社内ネットワークを構築するためには、自社の規模や現状を調査し、問題点を洗い出すなど事前の調査や準備が重要になります。
しっかりと調査を行った後は、シンプルなシステム設計、マニュアルの作成も必要となります。
ネットワーク構築の前に、しっかりと調査や確認を行っておきましょう。
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