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スタンディングワークとは?メリットと効果を解説
2021年11月30日
オフィスワークといえば、イスに座り仕事をする物と思いがちです。
ですがイスに座り続けることで下半身の血行が悪くなり、腰痛や肩こりなどを引き起こす原因となります。
さらに近年では糖尿病や動脈硬化といった成人病のリスクも高めるとされています。
そこで座り続けるのではなく、立った姿勢でオフィスワークを実施するスタンディングワークが注目されています。
今回は、そのスタンディングワークについて解説します。
広がりを見せているスタンディングワーク
長時間イスに座り続けると、エコノミークラス症候群と同様の健康リスクがあることが近年の研究で分かってきました。
そこで海外を中心に考え出された働くスタイルが「スタンディングワーク」です。
海外では大手IT企業がスタンディングワークを導入し話題となりました。
日本でも一部IT企業や有名大学などでも取り入れられています。
スタンディングワークのメリットは健康以外にもあるとされているため、今後も広がっていくと考えられています。
スタンディングワークのメリット
では実際にスタンディングワークにはどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
血流が滞りにくい
イスに座ることで太ももが常に圧迫され、下半身を中心とした血行不良が起こりやすくなります。
ですが立っていることで太ももへの圧迫がなくなり、血流が滞りにくくなります。
血行不良により起こる身体の違和感や不具合が少なくなります。
運動不足になりにくい
立っていると座っている状態より体が動かしやすくなります。
このため、長時間座りっぱなしだと運動不足になりやすく、逆に立っていると運動不足になりにくくなると言われています。
もちろん、ずっと立ちっぱなしでは疲れてしまうため適度に座って休憩を取る必要はあります。
休憩のためにイスに座りに行ったり、スクワットやストレッチなどを適度に取り入れたりするとより良いでしょう。
姿勢の改善
座りっぱなしの姿勢は緊張感が減り、気がつくと猫背になることが増えます。
結果としてそれが常態化し姿勢が悪くなるのです。
ですが立ちっぱなしでいると適度な緊張感が続きます。
その結果として猫背になりにくくなり、姿勢の改善につながるのです。
集中力も増す
適度な緊張感が続くことで、仕事にも集中でいるようになります。
つまりスタンディングワークは座って仕事をするよりも効率が高まる可能性があります。
座っていることより立っていることの方が眠気に襲われることも減ります。
実は座っていると座面が暖かくなるため、睡魔が襲ってくるのです。
また背もたれがあるイスだと背中も暖かく心地よく感じますよね。
立っているとこのようなことがないため眠気が起こりにくいのです。
立っているとつい居眠りもしにくいですよね。
スタンディングワークのデメリット
メリットや良い効果が多いスタンディングワークですが、デメリットもあります。
具体的なデメリットも紹介します。
疲れやすい
立ったままの姿勢で居続ければどうしても疲れを感じやすくなります。
1時間程度スタンディングワークを続ければ、足裏に痛みを感じることも出てきます。
疲れた状態で仕事を続けることは作業効率低下につながります。
身長にあった高さのデスクが必要
人の個性の中でも、身長の差はかなり大きな違いを持つ物です。
イスに座ってのデスクに向かう場合にはさほど気にならないかもしれませんが、スタンディングワークでは身長に合わないデスクの高さだと、仕事がしにくくなります。
そのため、身長に合わせたスタンディングワーク用のデスクが必要です。
また、今までスタンディングワークを導入していない企業の場合には、導入コストがかかります。
デメリットの解消に役立つアイディア
デメリットもあるスタンディングワークですが、健康面や作業効率を考えるとデメリットをうまく解消できればよいですよね。
ここからスタンディングワークのデメリットの解消アイディアを解説します。
適度な休憩
オフィスワークではパソコンなどの情報機器を利用することが多いでしょう。
画面を長時間見ていることもまた健康リスクを高めると言われています。
概ね1時間パソコン作業をしたら、15分程度は休息を入れるとよいとされていますよね。
スタンディングワークもおおむね1時間程度立ちっぱなしの状態を続けると疲労します。
そこで、目の休憩も兼ね、1時間程度連続してスタンディングワークしたら休憩を入れることをルーティーン化すれば良いでしょう。
適度な休憩は作業効率を高めるためにも効果的です。
昇降できるデスクを利用
スタンディングワークで使用するデスクは、立った状態でちょうど良い高さになる物を選ぶ必要があります。
ですが身長に合わせてデスクを選ぶのは大変ですよね。
そこでデスク自体を身長に合わせて高さが変わる物にすればよいのです。
レイアウト変更や部署移動などで別の人がデスクを使用するときにも、昇降できるデスクなら使いまわせます。
既存のデスクに載せられるデスクを選ぶ
スタンディングワーク用のデスクには、専用のデスクと座って使うデスクの上に置くタイプのデスクがあります。
置くタイプのデスクは比較的安価で販売されているため、導入コストの高さが心配という企業にとっては便利です。
まとめ
スタンディングワークは今後も広がっていくことが予想されています。
働く人が自分の都合でスタンディングワークか座ってオフィスワークに取り組むかを選択できるようにすることも考えていきたいですね。
当社は、従業員の働きやすさ改善のための、オフィス環境の整備、デスクのレイアウトなどのご相談を承っています。
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