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オフィスの電話配線工事の注意点は?費用相場を料金表でチェック
2020年01月17日
オフィスの電話の配線工事は「どのような手順を踏めばいいのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。
ですが、オフィス移転などがあると、電話の配線工事も必要になってきます。
今回はオフィスの電話配線工事をする際、どういったポイントに気を付けると失敗しないのか、費用相場はどれくらいなのかを紹介します。
電話の配線工事は約1カ月必要
電話の配線工事は、混雑状況により約1カ月かかる前提で計画しましょう。
業者への依頼はすぐにできますが、実際に電話の配線工事を着工するまで、回線を通す場所や室内の構造など確認作業がたくさんあります。
また、電話の配線工事は回線を利用している契約キャリアへの連絡も必要です。
1カ所だけですべての電話工事は済ませられません。
オフィスを移転する場合は、手続きなどスケジュール管理をしっかりしなければ、営業に支障をきたしてしまいます。
NTTの配線工事だけでは電話が使えない!
電話の配線工事は、ひとつの業者がすべて対応して終わりではありません。
電話工事とは、「交換機工事、電話配線工事、電話機設置工事」の3つを含めた総称です。
電話の配線工事はNTTがおこなうと思われがちですが、3つの工事はそれぞれ業者が異なります。
電話工事の場所 | 電話工事の種類 | 対応業者 |
屋内 | ・交換機工事・電話配線工事
・電話機器設置工事 |
専門の業者 |
屋外 | ・電話配線工事 | NTT |
電話の配線工事はNTTが屋外から線を引き込み、専門業者が屋内に引き込まれた電話線を配線します。
屋内外の配線工事がすべて終わらないと、電話は使用できません。
電話の配線工事は家庭用とビジネスフォンで違う
オフィスで働く社員が少なかったり電話対応をあまりしない事業だったりすると、家庭用の電話機だけで問題なく作業できます。
しかし、事業内容の変更・追加や事業拡大に伴い社員数が増えると、内線や外線が使えるビジネスフォンの方が作業効率も上がり、メリットが大きいでしょう。
ビジネスフォンは家庭用電話機と違い、1本の電話回線で複数の電話をつなぐことができます。
電話の配線工事をした後も、電話線がスッキリとするため見栄えもいいでしょう。
ビジネスフォンは主装置と電話機の2つを設置しなくてはならず、一度に通話できる回線数が限られています。
電話機を家庭用からビジネスフォンに切り替えるときは、どんな状況で利用するのか考えて設置場所など計画しましょう。
電話配線工事の仕方や流れは?
オフィスの電話配線工事の仕方はそれぞれ異なりますが、多くは電話が開通するまで担当者を決めて業者への依頼などすべてを任せます。
電話の配線工事は早ければ半月で終わりますが、進行状況や回線数などによって約1カ月かかるため、しっかりとスケジュールを組まなければいけません。
電話配線工事の流れ
電話配線工事の流れは、次の手順でおこないます。
電話の配線工事業者へ依頼する
- ?電話の配線工事業者へ依頼する
- ?業者の現状確認やヒアリングによる打ち合わせ
- 見積書と構成図の作成・確認
- 電話の配線工事業者と契約を交わす
- NTT(契約キャリア)へ配線工事の依頼
- NTTによる屋外の電話配線工事スタート
電話の配線工事は少なくても2つの業者が関係するため、1社だけへ依頼しても電話は開通しません。
電話配線工事の耐用年数は?
オフィスの電話配線工事の耐用年数は、一般的にデジタルは6年、それ以外は10年です。
電話の配線工事は「それ以外」に分類されるため、耐用年数は10年に設定されています。
電話の配線工事の担当者が経理もすべて対応するとは限りませんが、もし電話の配線工事の耐用年数が必要であれば覚えておきましょう。
電話の配線工事を依頼する前のチェックポイント
オフィスの電話の配線工事を依頼する前に、次の3つのポイントに気を付けてください。
①電話回線や電話機を用意する
電話の配線工事は専門業者がすべて対応しますが、電話回線や電話機はオフィス側で用意しなくてはいけません。
いざ工事するとなったとき、肝心の電話回線や電話機がないと施行日が先延ばされるので気を付けましょう。
電話回線は、オフィスの環境によって種類が異なります。
好きなように用意しておくと「ビジネスフォンが使えない」といった状況になるので注意してください。
電話回線の種類 | 特徴 |
アナログ回線 | 1つの回線で同時通話は1つのみ |
デジタル(ISDN)回線 | 電話番号1つで複数の回線が利用できる |
IP電話 | ネット回線を使用した電話回線 |
光回線 | ・デジタル回線の一種・NTT基地局から離れていても通信速度は変わらない |
②電話工事費用だけで比較しない
電話の配線工事費は安くても、見積書や構成図の作成費や出張費など、別項目で料金が発生する可能性があるので気を付けてください。
電話の配線工事を業者へ依頼する場合は、細かい部分まで費用について確認しましょう。
③現状確認をしてもらう
業者によっては、現状確認をしないまま電話の配線工事を始めるケースがあります。
オフィスの立地や構造など、電話の配線工事をする前に目視確認し、さらに依頼者のヒアリング後に施工する業者は仕上がりに満足できるでしょう。
電話工事は勘定科目にも注意を
オフィスの電話工事を行った場合、勘定科目をどうするか気になるのではないでしょうか。
建物の工事に関する勘定科目には「建物」「建物付属設備」「諸経費」「備品」などがあります。
しかしながら、電話工事は基本的に「通信費」が該当するので注意が必要です。
建物にも関わる工事なので紛らわしいですが、覚えておきましょう。
ただし、会社の中には、「修繕費」「支払手数料」とすることもあります。
迷われる場合は、担当の税理士に確認をしておきましょう。
まとめ|電話の配線工事は早めに手続きしよう
電話の配線工事は簡単に終わるものではありません。
約1カ月かかることを想定してスケジュールを組むと失敗することなく、無事に電話が使えます。
家庭用電話やビジネスフォンの違い、工事前に用意するものなどに気を付けて、電話の配線工事を依頼しましょう。
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